シニアジョブCEOブログ

シニアジョブ代表取締役 中島康恵 ベンチャー備忘録です

社会貢献と自己成長について

ありがたい事に、弊社には「社会貢献したい」という志を持って入社志望頂く機会も増えました。

その「志」自体、私は悪くないと思っています。

ただ入社後、イメージとの相違が生まれる事があるので、

その差異を埋めるべく、在職スタッフやこれからの応募希望者向けに、私の思いを明確に記したいと思います。

 

社会貢献が目的では無い

誤解を恐れず言うと、私は特に「社会貢献」をしたいと思っていません。

私達は「シニアの働けないをなくす」という事業ミッション掲げ、一人でも多くのシニアの方が社会との繋がりを持ち、所得問題を解決して、実りある人生を送れる手助けをしている。

それこそが、社会問題の解決を担っている事は確かだと思う。

しかし、私達決して「社会貢献」自体が目的では無く、全く違うベクトルで事業を推進しています。

 

社会に「新しい価値」を生み出す

私達は、社会に今なき「新しい価値」を生み出す事を目的としています。

日本は世界一の高齢化社会の国である、また世界一の人材会社が多い国でもある。

そんな国において、シニアの就職支援は全国でも2〜3社程度しか無いのである。

シニアの方々がより就職しやすい労働市場を作り、国内企業のシニア採用の裾の尾を広げ、少子高齢化社会に適した新たな労働市場を創造する。

そして超少子高齢化国家が、経済成長出来る世界初の事例を作れば、それは「今なき新しい価値」を創造できるのでは無いかと考えています。

 

したがって私達は、目指す未来の過程で「社会貢献する事になった」だけであり、「社会貢献」そのものが目的ではないのである。

 

私達は「社会貢献」ではなく「新しい価値の創造」を目的としている為、成長と結果を重んじている。

なぜなら、今なき社会的価値の創造には、圧倒的な実力が必要だからだ。

 

 

成長せずして社会貢献はできない

社会貢献したいと思う多くの方は「誰かの役に立つ事」や「誰かを幸せにする事」で自身の存在価値を役務を通して実感したいのだと考えている。

その思考自体は間違ってなく、素晴らしい志だと思います。

 

しかし、成長しなければ、誰かを幸せにする事は出来ないのである。

・成長して実力があるから、同僚は仕事が楽になるのです。

・成長して実力があるから、顧客はあなたに仕事を依頼したいのです。

・成長して実力があるから、依頼した顧客と、顧客の関係者は幸せになるのです。

 

美容師で例えるなら、おしゃれな髪型にしたいと願う顧客に対して

おしゃれな髪型に出来る美容師は、おしゃれな髪型に出来る「実力」があるから、顧客の望みを叶えられる。

実力が無い美容師は、おしゃれをしたい顧客の望みを叶えられないのです。

顧客の望みを叶えたのは本人の「思い」ではなく「実力」なのです。

 

したがって「ビジネス」という世界においては、顧客の望みを叶え、顧客の幸せを実現できるのは「思い」ではなく、成長し自身が身に着けた「実力」であると考えています。

 

 

社会貢献が目的であれば、ボランティアをすればいい

もし本当に社会貢献をしたいだけであれば、無償でボランティアをすれば良い。と私は考えています。

自分の労働対価を「無償」にする事で、受け入れた団体は幸せになり、誰かの役に立つ事は達成できます。

 

ビジネスの世界においては、実力がなければ誰かを幸せに出来ないのは前述通りであり、実力がなければ同僚を幸せにする事はなく、顧客を幸せにする事もありません。

目の前の人を幸せに出来なければ、社会貢献など出来ないのです。

 

・「無償」という道具を用いて、誰かを幸せにするのか。

・「実力」という道具を用いて、誰かを幸せにするのか。

これが無償ボランティアとビジネスの違いだと、私は考えています。

 

そう、ビジネスの世界は「実力」という道具を用いて、誰かを幸せに出来るのです。

 

経営者だけが出来る仕事とは

僕の職業は経営者です。

経営者といっても仕事は何でもやります。正直従業員の方でも出来る仕事は多い。

では、経営者と従業員の仕事の違いはなんでしょうか。

僕はどんな世界をつくりたいのか、どんな未来を実現するのか?と言う「ビジョン」を作る事だけが唯一、経営者しかできない仕事だと考えています。

それ以外の仕事は、誰かが代替出来るのである。

 

経営者唯一の仕事は「実現したい未来」の方向決める事なのです。

 

私は「ビジョン」を作るときは、全くビジネス要素は考えていません。

収益性や市場など度外視し、心の底から「こんな未来って最高だよな」っていう少年の様な混じりっけ無い「思い」だけで決定します。

 

その「思い」を「論理」で組み立て「合理」で判断し実行に移して行く為、日々の業務の中では、この「論理」と「合理」しか日常的には見る機会はないかもしれません。

 

僕は骨の髄までビジネスマンである

外に出ている僕のインタビューは「ビジョン」に触れる機会が多く、僕の「思い」の部分のイメージが先行されているかもしれません。

 

しかしながら僕は聖人君子でも何でもなく、骨の髄までビジネスマンです。

もちろん我々の向かう先には、シニアの人々のより良い未来があると自負しています。

しかし、日々は「正しい行い」と「利益」を最重視し「ビジネス」を行っています。

 

僕は、利益が作れなけば、どんなビジネスも「悪手」だと考えています。

足元は利益が無くても、将来的に大きな「利益」を生み出せれば良いです。利益を産まないビジネスは全て「悪手」です。

「利益を生み出せる」こそがサービスの重要指標であり、会社として全うすべき最重要事項だと捉えています。

 

儲かる事は正義である

また、私は儲かる事が決して悪では無いと思っています。

人々が対価を支払ってまで利用したいというサービスを生み出し、市場に受け入れた結果、儲かるのです。

その儲かったお金で国に納税ができ、納税されたお金で国家が運営され、人々の生活がより便利になります。

儲かれば国家運営に貢献出来るのです。

 

ではなぜ、儲かる事が悪と見られる風習があるのでしょうか。

 

私は「正しい行い」の元に生まれる「利益」が会社として重要だと考えています。

これを守らない事業者が少なくない為、儲かっている事が悪と見られる事があるのだと考えています。

 

私達は常に「正しい行い」のもと「利益」を最大化させる事を使命にしています。

シニアの方の転職支援でも、今の職場に残ったほうが良い場合は「今の職場に残ったほうが良い」と伝えます。その場合、我々は転職支援は出来ません。

そうなると、売上増加のチャンスをわざわざ自分達で逃します。

 

無理に転職をすすめて売上を上げる事は出来るかもしれません。

しかし今の職場より悪い条件で就業になったら、それは「正しい行い」と言えるのでしょうか。

60歳という年齢で退職し万が一、再就職先が見つから無かったら、それは「正しい行い」といえるのでしょうか。

 

正しい行いの元生まれた利益の数は、人々の生活をより良く出来た数でもあるのです。

そのため「利益」と「正しい行い」をセットにし、徹底的に「儲ける」事が出来れば、会社としての方向性を間違う事は無いと考えています。

 

 

 

メディアには、きっと僕の「思い」の部分だけが映る事が多いので、日々の「ビジネス」の思考も共有したいと考え、僕の考えを記しました。

 

結果を重要視していますが、もちろん最初から結果を出す事はできないと考えています。

私達は「ビジネス」において結果を出す為のサポートは真剣に行っていますので、もし気になった方はぜひ気軽に問い合わせください〜

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