シニアジョブCEOブログ

シニアジョブ代表取締役 中島康恵 ベンチャー備忘録です

ゼロイチ創業のアドバイス

僕も稀に、創業や起業の相談受けます。

 

一応僕も22から会社を作った身なので、

30歳以下のゼロイチからの創業の方には、多少なり参考になる所があるのかと思って書きます。

 

なんか思い返すと大事な事って多くあるなーと思いましたが、

すごく大事だなと思っている事、3つに絞って書きたいと思います。

 

これから創業や創業を考えている方向けです、参考程度に見て下さい!

 

1 まず、やる事。

多分ほとんどの人が、これで解決するんじゃないかなと思ってます。

 

行動に移せる事、これも一つの才能です。

起業を考えたりする人って、比較的優秀な人が多いと思ってます。

ただ本当にやるのは。1000人中1人位だと思います。

 

とにかく自分の夢に正直になって、ただやる事。

もう始めた時点で1/1000に入ってるんですから、1000人に1人の才能が有るんです。

ゼロイチの創業者に本当に必要な才能は、行動に移す才能です。

 

 

事業計画も、人脈も、不安も希望も、大きなビジョンも、やらなかったら意味ないんです。

 

僕はビジョンだとか事業計画とかそうゆうものは後にして、

まずは登記簿謄本を持ってこいと。そう思ってます。

 

本屋に入って面白そうな本を見つけた時

導入部分を読んで買うか買わないか決めた事があると思います。

 

その本の前で、面白いかどうか腕を組んで考えている様なものだと思ってます。

 

物語は常に、最初の1ページ目を開かないと始まりません。

 

 

形はどうであれ、やる奴はかっこいいし、やらないやつはダサい。形はどうであれです。

 

僕が思うところでは起業する事自体に、大きなリスク無いかと思ってます。 

 

失敗したら借金まみれになる。そんな事は極稀です。

20代そこそこの人が借りれる金額なんて、せいぜい500万くらいが限度なんじゃないかと思ってます。

 

2千万も1億円も借金が出来るなんて事無いです。

創業期の何も経験が無い30歳以下に、2千万も貸してくれる所なんて無いですから。

 

失敗する事より、

人生の最後、病院のベットで「あの時なぜやらなかったのか」と後悔する方が

取り返しがつかない、遥かに大きなリスクだと理解して

スタートを切る覚悟を決める事が何より大切です。

 

 

 2 諦めない

早くも精神論になってきましたが笑 重要です。

 

言葉にする事は簡単ですが、本当の意味で体現する事です。

足が折れようが、残飯を漁る事になろうが、全力で人間を否定されようが、

キャッシュ残高が2万円になろうが、共同創業者が辞めていこうが

諦めずに進むんです。活路は必ず前にあります。

 

何回空振りしようが、

何度でもバットを変え、打ち方を変え。打席に立つ事です。

野球には9回裏があります。会社は創業者が諦めなければ9回裏は回ってきません。

 

「諦められる」くらいなら諦めた方がいい。

心の底から諦めない事、むしろ諦め方がわからない位がちょうどいいです。

 

 そこまで行くと、神様もあきれてチャンスをくれます。

そのチャンスをただ打つだけです。

 

 

創業3年以内の廃業率は70%と統計が出ています。

スタートアップが、大手が参入して市場を取りきられるとか、競合につぶされるとかそういった事は極稀です。

創業間もない3〜4人のスタートアップなんて、大手からみたら無視です。視界にすら入っていません。

 

僕は70%のほとんど、

上手くいかない事業や方向転換により自信を失って、

自分達の可能性、1日目に見た大きな夢を見失って、創業者の心が折れたんだろうなと思っています。

 

確かに上手くいかない時間は多いです。

創業期を1日で例えるのであれば、

23時59分30秒迄は上手くいきません、いくら進んでも光が見えないトンネルをくぐっている様に感じます。

 

ですが、1日が終わる残りの30秒に、光が見えてチャンスが訪れるんです。

 

すべてが上手くいかずとも、一人っきりになり眼の前が真っ暗になろうとも

諦めずに修正して前に進むんです、

上手く行くまで諦めなければ、必ずうまく行く。本当に言葉どおりです。

 

 

 3 仲間はたくさんいらない

 

一人で出来る事には限界があります。

事業を作るのであれば、一人よりも二人の方が良いです、二人よりも三人の方がよりいいです。 

考える脳みその数だけ可能性は広がります。

 

最初は不安だし、基本的に上手くいかない事が多いので

一緒に励まし合える仲間は何より大切で、かけがえのない存在です。

 

 ですが、創業期は多くの仲間はいりません。

連帯保証人になれる一人を見つける方がはるかに重要です。

 

心が通い合い、全てを理解できて、いいところも悪いところも含めて

性格が合わなくても、価値観が違っていても、事業に関しては無言でわかり合えるような。

 

大切なのは

「自分の連帯保証人になってくれる」のでは無く

「自分が連帯保証人になれる」と心から思える人です。

 

あくまで自分がなれるかです。相手は自分の連帯保証人にはなれないと思っていても。

自分が、即決で迷わないレベルです。

 

創業期は、相談できる30人より、連帯保証人になれる1人です。 

 

人は不思議と1人より、2人で立ち向かう方が勇気が出ます。

たくさんの試練で、上手くいかない事が続くと誰かのせいにしてしまいたくなります。

そうなってはチームでは無くなります。

 

「こいつとやって駄目なら仕方ないな。」

と思える1人と共に、大きな困難に向かってこそ大きな成果を上げる事が出来るのでは無いかなと思います。

 

またその1人を見つける上で間違えてほしくないのは

「仲の良い友達とは別」という事です。

 

僕も共同で会社を作った人間とは、価値観も性格も全く違いました。

きっと友達としては、どちらかといえばなりたくない人間だったかもしれません。

 

ですが必要なのは、気が合うことでは無く

共に戦場に出て命の半分を預けられるという信頼です。

 

感覚として友達というよりは、婚約者に近いかも知れません。

 

尊敬できて本当に信頼している人間とであれば、何をやっても上手く行くなと思える瞬間が来ます。

そんな1人にめぐりあう事が出来れば

自分一人では想像もできなかった世界を目標にする事ができます。

 

 

 

 

世の中の先輩経営者から見たら

自分の本当に少ないちっぽけな経験から、大切だなと思っていた3点を書いてみました。

 

 

やっぱり、でかい夢は仲間と見た方がいい!

 

 

きっとどんな高級ワインよりも

そんな仲間と、創業期に飲んだ缶チューハイの味には敵わないと思ってます

 

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創業オフィス。四畳半4人生活。なつかしい(笑